青空〜aosora〜
去年7月の終わりに祭で出会わなければ

きっと今、二人でいるなんて

そんな奇跡はきっとなかったって

笑いながらユキは話してたけど

俺は思うんだ。

もし、あの祭の夜にユキと会わなくても

どこか別のトコで出会って

俺はきっとまたユキに恋をしたんだろう、って。

そんな事を言うとユキは笑うけど

俺は本気でそう思ってる。

ユキを探し出すためなら

空だって飛んでみせるし

海にだって潜ってみせる。

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