青空〜aosora〜
ミキが放課後、俺を呼び出したのは

そんな日々が続いていたある日。

『ねぇ、ユウ。

 コウタに告白されたんだ、あたし。

 付き合って、欲しい、って。

 どうしたらいいかな?』

俺は、答に戸惑った。

コウタ。

俺は、顔がイイ事を鼻にかけて、

コウタが先輩から後輩まで、

いろんなコに手を出しているのを知っている。

隠すのと、口先がうまく

その事を知っているのはごく一部だけだけど。

ミキはきっと、そのことを知らない。
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