青空〜aosora〜
退屈―。

それ以外の言葉を忘れたかのように

毎日に飽き飽きしていた。

口癖のように

なんか面白い事してぇ、と

1日に何回も言っていた。

時代の流れに流されやすい若者、

その一人に過ぎなかった俺は、

仲の良い奴らを集めてチームを作った。

伸ばした髪をカチューシャで留めて

バギーパンツ履いてスケボー片手に。



今考えると恥ずかしいけど、

それがカッコイイと

本気で思っていた。
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