青空〜aosora〜
単純な俺は、その日学校が終わると、

アヤミには今日ちょっと用事があるから、と

先にそくさくと帰った。

クリスマスカードを用意し、そこに。

「ずっと、アヤミを好きでいるから」

と書いた。

読み返すとめちゃくちゃ恥ずかしくなり、

汚い字で書かれたクリスマスカードは

値段以上に安っぽく見えた。

なんか、別のもの用意してカードはオマケにしよう。

そう思い立ち、アクセサリーを買おうと決めた。

指輪、、、サイズ知らない。

そうだ、ネックレス、買おう。

だが、中学2年の財布の中はそんな余裕がなく、

俺はタニに相談した。
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