青空〜aosora〜
アヤミが死んだ。

その事実は若い僕にはあまりに重く、

また辛い現実だった。

アヤミの葬儀の際、泣き崩れるアヤミの両親に、

『アヤミが死んだのは、僕のせいです』

と泣きながら謝った。


事故の後、警察でも話した

事故の経緯をまた

その場でも、話した。

別に、許して欲しかったわけじゃない。

アヤミの最期を、

両親に伝えたかった。


アヤミの父親は、

『そうか、、、そうか』

そう言ったきり、僕と目を合わせようとはしなかった。
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