青空〜aosora〜
テル、タニ、タイト、チー、ミキ、

みんな心配して

何回か家に来てくれたが、

俺は彼らと会おうとしなかった。


会う勇気がなかった。

会ったら、どうしても。

アヤミの顔が浮かぶから。


会わなくても浮かぶけれど。

何かはわからないけれど

何かが怖かった。


立ち直ってはいけないのかな

そんな事を考えた。

一生このまま

自分の中に閉じこもり

心の中のアヤミと

死ぬまでを過ごす

そんな事考えたりもした。
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