澄んだ瞳に




ママが、リビングに入って来た。




「パパ、こんなところで寝ないで、部屋で寝てくださいね。」


と、ママがパパを起こしている。


ママに起こされたパパは、少し、千鳥足になって、パパたちの部屋に行った。




「あっ、そうそう。淳君、悠哉の部屋にお布団を敷いたから。それと着替えは悠哉のを使ってね。」


と、ママが淳に言った。



すると、淳が言った。


「ありがとうございます。昔に戻った気がして、凄く癒されました。」



「何言ってるの?淳君は、うちの家族同然なんだから。それに、淳君が久しぶりに来てくれて、凄く嬉しいのよ。また、いつでも来てちょうだいね。」


と、ママが言った。




ママがキッチンに入って来そうになったので、私は、慌てて、ソォーッとキッチンを出て、自分の部屋に戻った。




そして、ベッドに入り、目を瞑った。




淳と同じ屋根の下にいると思うだけで、嬉しくて、なかなか眠れなかった。





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