澄んだ瞳に




智香は、お兄ちゃんの傍にいれるだけで、幸せな気持ちになると言った。



それは、私も一緒だ。


淳の傍にいてるだけで、十分幸せだったから。




そして、お兄ちゃんのために、自分が出来ることを、何でもしてあげたいと言った。




昨夜、お兄ちゃんは、智香が、自分から離れていくんじゃないか?


そう思うと、怖いと言った


私は、お兄ちゃんに、智香はそんな子じゃないからと言った。



私の言った通り、そんな子じゃなかったからね。


安心してね……


お兄ちゃん。






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