澄んだ瞳に



私は、玄関に行き、ドアを開けた


門扉のところで立っていた淳は、仕事帰りではなく、一度家に帰ったのか、普段着に着替えてたのだった……



「ちょっと、外出ねぇか……」



「うん…じゃ、ママに言ってくる…」


と、言うと、すぐ後ろでママの声がした…



「淳君…いらっしゃい…」


すると、淳が言った



「こんばんは。昨日は、ありがとうございました。あの…ちょっと澪を連れて行ってもいいですか?」



「…えぇ…いいわよ…」



「すみません。夕飯も一緒にしたいので、かまいませんか?」


と、淳が言ったので、ママは



「えぇ…ごゆっくり…」


と、言って、送り出してくれた。




そして、私は、「行ってきます」と、ママに言って、淳と一緒に車に乗った…









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