澄んだ瞳に



「淳……」


と、言って、私は淳の方を見た。


淳は、ちょうどタバコを取り出して、火を着けたところだった……一服して煙を吐き出すと、私の方を向いて言った。


「……どした?」


私は、今の想いを洗いざらい、淳に話した……


進路について悩んでること

短大へ内部進学するのか、それとも、他校を受験するのか…


でも、進学したからと言って、自分には何の目的もないということ…


淳との将来を考えると、何か専門分野の知識を身に付けた方がいいのか…それなら、やはり進学が必要になってくるということ…


それによって、短大じゃなく大学に通わないといけなくなるかもしれないということ…


自分では決めかねているということ…



私が全て話終わるまで、淳はタバコを吹かしながら、黙って聞いていた……



そして、火の着いたタバコを、灰皿に押し消すと、私に言った……





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