澄んだ瞳に



「その先は、決して、お前の我が儘なんかじゃねぇよ…」


と、淳が言った……


「その先の想いを、俺にぶつけてみろよ…俺がしっかりと受け止めてやったから……」


私は、涙でボロボロになった顔をあげ、淳の顔を見た…

淳は、私をジッと見つめて言った…


「澪…さっきの続き…」


私の手を取り、ギュッと握った…



「私……ヒックッ…私………淳と……結婚したい……」


私が想いを告げた途端、淳に抱き寄せられ、ギュッと強く抱きしめられた…


「……進学なんて…あり得ない……今すぐにでも、淳と……結婚したい……」


と、淳の耳元で言った…



すると、淳は言った…



「俺もだ…澪……俺はお前と出逢った時から思ってた……」



「………淳……」



淳は、抱き締めていた、私の体を離した……





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