澄んだ瞳に
私は、返事を言ったのではなく、淳の胸に飛び込んだ……
淳は、何も言わず、私を抱き締めてくれた。
私は、淳に抱き締めてもらえるとは、思ってなかったので、淳の顔を見上げた
「…俺…もう限界……」
淳は私の目をジッと見て、言った。
「……淳……」
私も同じ気持ちだから…
淳は、抱き締めていた私の体を放すと、すっと抱き抱えて、すぐ傍のベッドへと運んで寝かせた……
淳は私の上に重なり、涙を優しく拭ってくれた。そして真上にある淳の顔が、ゆっくりと近付いて来て、唇に触れた。
すぐにスーッと舌が入ってきて、私の舌を探るように絡ませてくる……
淳は唇を放さずに、「息しろよ」と言って、さらに舌を絡ませてくる。
キスをしたまま、私の服の裾を捲り上げ、ブラを上にずらし、胸に触れた…
私は淳の腕を掴んだ。
淳が「怖いのか?」と聞いたので、私は、うん。と頷いた。すると、淳はそっと私の頭を撫でてくれた。
それから、淳の唇と手で、何度も優しくされた。
そして、私と淳は、ひとつになった……
淳は、私の横に寝転がると、腕枕をして、何度も優しく私の頭を撫でた。
「痛くなかったか…?」
「……痛かった…けど…」
「…けど…?」
「嬉しかった…」
「あ〜…俺も……。澪、起きれねぇだろ?」
「……うん……」
「悠哉に、電話してくるから、そのままでいろよ…」
そう言って、淳は、ベッドから降りて、ズボンをサッと履くと、隣の部屋に行った。