澄んだ瞳に




足早に教室に戻ると、すぐ後ろから、担任が入ってきた



席に着いて!


先生の一言で、クラスのみんなが、一斉に席に着いた


ホームルームが始まった。・





最後に
二学期の始業式には、みなさんの元気な顔を、先生に見せてください。
では、よい夏休みを送ってください。 以上!




♪キーンコーン
カーンコーン〜♪


規律!


礼!




「やっと、終わった〜」


智香が、グーンっと背伸びをしながら言った。



「澪、智香、行こっか〜?」


理世と沙希が、私たちの席まで、来て言った。



「『うん!』」




教室を出ようとした時に
後ろから肩をポン!と叩かれた。


「よっ!奥園、またな〜!」



「……えっ?あっ、うん、またね……。」


咄嗟に答えた。



私に声をかけてきたのは、同じクラスの、岡田陵君



岡田君は、私に声をかけると、廊下へ出た。



「岡田、なんで? 澪だけなのよ〜」


智香が岡田君に尋ねる。



「たまたま、俺の前にいたのが、奥園だったからだろ……。」



「じゃ〜な!」



岡田君は、クラブに行くのか、走って行った。






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