澄んだ瞳に
家に着いた。
今日は、ママが出かけると言っていたので、鞄から鍵を取り出し、鍵を開けて、中に入った。
「ただいま……」
…………。
誰もいないのに、つい癖で言ってしまってた。
洗面所で、手を洗い、台所に行き、冷蔵庫からジュースを取り出し、コップへ注いだ。
私は、ジュースの入ったコップを持って、2階の自分の部屋に行った。
鞄をベッドに放り投げた時だった。
♪〜
メールの受信音
私は鞄から携帯電話を取り出して、メールを見た。
智香からだった。
From 智香
sub 無題
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澪からの電話を
矢崎さんは、きっと、
首を長〜〜〜〜〜くして、待ってるよ。
―――――END―――――
矢崎さんからの電話がかかってきてから、4時間近く経っていた。
はぁ〜……
深いため息が出る。
私は智香に返信メールを打った。
―今からかけるから―
智香にメールを送信して、そのまま、着信履歴から、矢崎さんに電話をかけた。