澄んだ瞳に




ベッドに入り、目を閉じた



私は矢崎さんのことを、思い出していた。




車の中で、見つめられた時のこと




急に、優しく問いかけてくれた時のこと




命令口調で、有無も言わさず、強引なところ




私のことを、お前と言う時の声



矢崎さんの顔が、思い浮かぶ……



初めて逢った時は、緊張と不安しかなかったのに………



今も、不安がないとは言いきれないけど、逢いたいと思っている……




智香は、一目惚れだと言った……



やっぱり、私……



矢崎さんのことが



好き……






矢崎 淳に




恋をした……






いつの間に、眠ってしまった。

あなたのことを思いながら



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