澄んだ瞳に
繋がった二人
矢崎さんに、私の気持ちを伝え終わると、止めどなく涙が溢れた。
矢崎さんも、私と同じ気持ちでいてくれたこと。
ただただ、嬉しくて、嬉しくて……
「澪……」
矢崎さんが、私の名を呼ぶ
「顔をあげて?」
顔をあげると、目の前に優しく微笑む、矢崎さんが、跪いていた。
すると、矢崎さんは、指でスーッと、涙を拭ってくれた。
私は
「矢崎さん……」
と、言って、大きな胸に飛び込んだ。
「澪、好きだよ」
と、言って、私をギュッと抱き締めてくれた。
「私も、好き。」
矢崎さんの背中に、腕を回した。
「澪……」
私は、顔を上げた。
チュッ!
私の額にかかった前髪をかき分け、優しくキスをしてくれた。
顔が赤くなった
「その顔、可愛いな」
ますます顔が赤くなった。