澄んだ瞳に


注文した、パスタが運ばれてきた。


「『いっただっきまーす!』」


「おいし〜!」



「ほんと!」




沈黙……。




みんな、食べるので必死。
一言も喋らず、無心でパスタを食べる……






「はぁ〜、美味しかった!ご馳走さま〜」


智香のご馳走さまを皮切りに、沙希、理世も食べ終わる。




私は、まだ………。


「澪、ゆっくり食べな!」

智香が言ってくれる。



私は、何をするにも、人より遅い。




とっくに食べ終わった3人は、手持ちぶさたで、スイーツを注文していた。



「甘いものは、別腹、別腹 スイーツは欠かせないよね〜?」





ほんとに、別腹はある。






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