澄んだ瞳に
着替えをして、下に下りた
「ママ、おはよう。」
「あら、澪、今日は随分と早起きね?」
今日は、お兄ちゃんが2ヶ月ぶりに帰ってくる。
お兄ちゃんの部屋を掃除するつもりで、早く起きたのだった。
「ママ?私がお兄ちゃんの部屋を掃除するよ。」
「そう?じゃ、お願いするわね…」
「うん。」
「じゃ、先に朝ごはん、食べちゃって。」
「はーい。」
私は顔を洗うと、キッチンに行き、朝ごはんを食べた
食べ終わると、2階へ行き私の部屋の隣の、お兄ちゃんの部屋の掃除を始めた。
ママが毎日掃除をしていたので、汚れてはいない。
私は、掃除機をかけて、お布団と枕を干した。
よし!
後は、この部屋のご主人様の帰りを、待つだけだね。
私は、この時まだ、今日お兄ちゃんが連れてくることになってる、お客さんが、淳のことだとは、知るよしもなかったのだった……