澄んだ瞳に


注文した、スイーツが運ばれてくるころに、私はパスタを食べ終わった。



「澪も食べる……?」


智香が、聞いてくれたが、お腹満腹状態。
別腹はなかった。



「私はいいよ〜。まだドリンクもあるし……」




3人はスイーツとドリンク
私はドリンクだけを飲みながら、いろんな話をして、盛り上がった。




食べ終わり、少し時間が経って……



「食べた後は、運動しないとね〜……」


沙希が言ったのを、聞いて


理世は


「え〜。お腹いっぱいだし、運動なんて、やだよ。」

まるで、あり得ない話のように、言った。



「運動って言っても、おもいっきり身体動かす訳じゃないよ。」


沙希は、フフッと微笑みながら、言った。



「じゃ、何の運動するのよ〜……?」


理世は、凄く疑問のある顔で、沙希に質問する。



「カラオケだよ。カ・ラ・オ・ケ」


沙希の答えに、眉間にしわを寄せて、ますます疑問視する理世。



「なんで、カラオケが運動なの?」


その答えに、智香が


「カラオケの1曲歌うと、カロリー消費するんだよ。」



「……へ〜?そうなんだ……?」


私も、知らなかった。



「最後まで歌うと、モニターの端に、○○カロリー消費って、出るでしょ。」



「『知らな〜い。』」


私と理世は、口を揃えて言うと、智香は



「一人が歌ってる間って、みんなは次に自分が歌う歌の選曲をするのに、下を向いてることが多いから、案外見落としてるのかもね……」



「『なーるほど。』」



「お二人さん、納得した? 納得したら、行きますよ〜。」


沙希が確認して、返事を待った。



「行く、行く〜。」



「私も〜。」



「決まりだね! じゃ、行こっか……」


智香が、席を立ちレジへと向かったので、私たちも続いた。




会計を済ませ、次なるお店、カラオケ店に移動した。




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