澄んだ瞳に
ハプニング 〜淳side〜
澪を見送った後、俺は自宅に戻った。
マンションの地下駐車場に車を止めた。
地下駐車場から、住居階に上がる、エレベーターホールとのガラス張りの仕切りドアの脇に立ち、オートロック解除のパスワードを入力する。
ピッ、ピッ、ピッ、ピッ
ガチャ!
ドアが開き、中に入ると、高層階用エレベーターに乗った。
40階の最上階のボタンを押した。
B1…1………10………20
………30………40
チン!
エレベーターを下り、通路を歩き、突き当たりの部屋まで行く。
キーホルダーの鍵の束から、家の鍵を見つけ、ドアの鍵を開けた。
ドアを開けて入ると、センサーが作動し、オレンジの灯りが灯る。
靴を脱ぎ、スリッパに履き替え、廊下を歩き、キッチンに入る。
冷蔵庫から、ミネラルウォーターを取り出すと、そのままリビングに向かい、ソファーに、体を預けるように座った。
ミネラルウォーターを一口飲んだ。
ゆっくりと目を閉じ、今日一日のことを振り返った。
澪に告白した。
澪も、俺のことが好きだと言った。
もう、離さねぇよ、澪…
♪〜
携帯が鳴った。
テーブルから、携帯を取り開けた。
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