澄んだ瞳に
――翌朝
♪〜
携帯電話の着信音で目が覚めた。
テーブルに手を伸ばし、携帯を取る。
三井からだ。
いつもの、モーニングコールだ。
6時15分…
「もしもし?」
『社長、お時間です。』
「あ〜。」
『では、7時にお迎えにあがります。』
「あ〜、頼む。」
と、言って、電話を切った
タバコに火を着け、一服すれと、洗面所に行き、顔を洗い、髪の毛を纏めると、クローゼットに行って、スーツに着替えた。
6時50分…
部屋を出て、エレベーターに乗り、1階へ。
マンションのエントランスを抜け、外に出た
三井が出迎える。
「おはようございます。」
「おはよう!」
運転手が、ドアを開ける。
俺が車に乗り込むと、ドアが閉められ、三井が助手席に乗ると、ゆっくりと発進した。