澄んだ瞳に
おじさんに勧められるがまま、酒を飲んだ。
代行でも頼んで帰ればいいと思ったが、泊まるように言われ、澪と同じ空間に自分を置いときたくて、泊まることにした。
席を外し、トイレに行った
トイレから出てきた時だ。
階段を下りてきた、澪と鉢合わせをした。
澪は泣いていたのだろう、目を赤くしていた。
俺が、また澪を泣かせてしまったんだと、思った。
澪に、きちんと話をする機会を伺ってた俺は、タバコを吸いに行く口実で、外に行かないか?と誘った。
澪は素直に頷き、俺の数歩後を、着いて歩いている。
俺は、昨日、澪を下ろした公園に行った。
ベンチを見つけ、座った。
澪は、そばで立っていたので、隣に座るよう、合図する。
澪は、それに応じて、俺の横に座った。
微妙に間を空けて座った澪だった。
寂しく感じた。
そして、タバコに火を着けると、ゆっくり吹かした。
重い空気が漂う中、何から話せばいいのか、考えた。
そして、俺は、全てを打ち明けることにした。