LOVE IDIOT

ぬくもりの雨

私は涼に倒される。
ふとんは柔らかく、そして涼の髪も柔らかかった。

でも、展開おかしくない?

「いや、ちょ、待って涼・・・」

いつもと全然変わってませんが。

「今日我慢した分、キスして良い?」

「なああぁー!!?///」

我慢って、なんの!?


 LOVE IDIOT
  ぬくもりの雨


どーもー、早瀬・宮比14歳どぇ〜す。
ただいまちゃっかり大ピンチになってたりします。


はい、ちょっとヤバいです。


「ぎょわっ!!」

私は涼に軽々とお姫様だっこされ、ふとんに横にされる。
うん、この説明だと『優しいじゃん』とか思ってる皆さんも多いでしょうが。

いいえ、そんなことありません。

断じて、ないです。

「宮比太った?」

「酷い!!!(都さんの肉まんのせいだ!)」

そういうと涼は私に微笑む、な、は!?

なぜ笑う!!(泣)

「ねー宮比」

「な、なに!??!(もー死にたい!!)」





ちゅうっ





「んー!!!!///(なんでぇー!!!)」

まさに、これ。

エロス大魔王、光☆臨。

皆様、憶えてますか?
学校の保健室で涼が私を襲ったシーンを。



『ちゅう』



はいそこぉ!!
うん、ヤバいよこれ!!

語尾『う』だよ!!『う』!!(うるさいよ)

死の予感って感じ!?

「ま・・・涼、んっ!!(やめれ!!!)」

そろそろ私も涼も限界になってきたのか、涼は唇を離した。
酸素、送り込まないと!!(必死)

ていうか、キスだけでなんで汗かいてんの私!(泣)

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