LOVE IDIOT
「(つかまた机変えてもらおうかな・・・)」

いつから涼ってあんなドSになっちゃったんだろう。
何度も何度も考えても、理由は浮かび上がらない。

はぁ・・・思考回路にブレーキが掛かる。

「そういえば宮比ちゃん」

「はい?」





「佐山先輩が呼んでたけど・・・ちょっと機嫌悪かったよ?」





・・・なんですって!?Σ(゚д゚;)

「そ、それいつっ!?」

「いや、今さっきだけど?」

「早く行った方が良いんじゃない宮比?(にやり)」

「(どどどうしよう・・・!!)」

つか呼ばれた、と、いうことは・・・
=涼のクラスに行かなければいけない!!

「どうしよう華!!私、あいつのクラス行くの嫌だよっ!!(泣)」

「えーなんでー?」

「だ、だって・・・!!(トラウマ警報)」



ガラッ



「宮比、いつになったら来てくれるの?」

「「「え」」」

ご、ごめんなさい。
とりあえず謝らせて、そんで私に後悔の時間を下さい。

1、2、3、はいオッケー。



な、なんでうちのクラスにいるんですか・・・!?



「(意味不明!!)」

「宮比、ちょっと来て」

「えっ!!?」





グイッ





まだ私の思考回路はストップしたままで、大渋滞。
やっと動かした時にはもう遅くて、涼に腕を掴まれていた。

そして只今、保健室・・・ほ、保健室!?!?



バタン
ガチャ



「(そしてなぜ鍵までかける必要がっ!?)」

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