LOVE IDIOT
そう言うと涼は出っ歯に暴言はきまくりパレード。
もう、マジで止められない。

「ていうか生出っ歯」

「『生出っ歯』!?!?」

な、生出っ歯ってなに!?
初めて聞いたんですけどっ!!(汗)

「あの時のお返し、まだしなかったよね」

「(『お返し』って・・・?)」

急に出っ歯秘書の髪を掴む涼。
ちょ、それはやりすぎっ・・・!!

『なっ・・・?!?!』


ポロッ


「え」

『ぁ・・・っ!!!!(石化)』

一体、私の目の前でなにが起っているのか。

出っ歯秘書の、か・・・髪が。





もぎ取れて・・・!?!?(ぇ、ちょ、カツラ!?)





涼は手に持っているカツラを窓から放り捨てる。
ち、宙に舞うカツラ・・・



「宮比に触れてみろ、次は殺すからな」



「っぷ・・・(カツラだったんだ!!)」

『っ・・・!!(俺のカツラ・・・!)』

出っ歯秘書の眼鏡(ガラスの心)は粉々に砕け散る。
みんなのカツラへの思い。

わー・・・出っ歯秘書、目が真っ白だよ・・・(唖然)

「宮比、席に戻ろ」

「ちょ・・・(良いのか、この展開!?)」

涼は私の手を引っ張る。
と、急に動きが止まった。

「それと」

『な・・・』





「髪ない方が似合ってるよ(笑)」





『き・・・!!』

あー・・・とどめの一発。

クリティカルヒット(それもかなり)。

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