LOVE IDIOT
しばらく、私達はずっと喋らず動きもしなかった。
でも、心だけはずぅっっ・・・っと。

「(・・・///)」



繋がれていた。



「(永遠にこのままで良いんですけど・・・!!)」

いつ華が戻ってくるなんて、もう考えていなかった。
ていうか、ちょっと。

私の頭は涼でいっぱいになってた。

ちゃくちゃくと涼の(歪んだ?)愛に蝕まれている気がする。
いや、『そうだ』。

「宮比ぃー!!」

「ぁ、は、華!」

華が帰って来た。

私は一歩足を出した勢いで涼の手を離そうとした。
もちろん、無意識の内に。

「!」

でも、涼は容赦ない。



ギュッ



「ぇっ」

離すどころか、手に力を入れていく。
うん、チョー強い。

後ろを振り向くと。

「・・・(離さない)」

「(り、涼・・・?///)」

少し、微笑んでいた。

「それがね宮比!!なんとコーヒー牛乳が宮比と私の分で売れきれに・・・って」

私達はそのままのポーズで沈黙、共にフリーズ。
ていうか、恥ずかしすぎて動けない。

「・・・(なにやってんの、この二人?)」

・・・それに気付いた華は。





ベリッ





「ぅえっ(なに!?)」

急に私と涼(の手)は何かの力によってはがされた。
え、なに?

「は・・・な??」

はがしたのは、なんと華で。
そしてそのまま、涼に睨む。

「ちょ、華―――――」





「宮比は私のだもんねっ!!!(ドドーン)」





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