LOVE IDIOT
コップに冷たいお水を注いで、涼の所へと持っていく。

なぜか、私はゆっくりと歩いていった。

「(意外と部屋、広い・・・)」

私はキョロキョロと涼の部屋を見渡す。
綺麗に片付いてるし、家具もちゃんと揃ってるし・・・

なかなか、良い部屋。

「(殺風景って訳じゃないんだよね)」

私はお水をテーブルに置いた。

「はい、涼持ってきた―――――」





グイッ
ドサッ
バサッ





「(な、なんだなんだっ!?!?///)」

私は急に心臓が止まるかと思った。
さっきまで寝ていた涼が、私の手を取ってベッドへと引きづり込んだのだ。

い、意味が分からない・・・!!

「りょ、りょ、涼・・・!?///」

一気に脈打ちが速くなる。
いや、でもちょっといつもと光景が違う。

いつもは涼が押し倒してる感じなんだけど・・・

「(こ、これじゃあまるで・・・)」



私が押し倒してるみたいじゃないかっ!!!!(恥)



いやいやいや、決してそんなハレンチな行為はしてませんよ!?
ホント、これは涼が私を引っ張ってですねっ!!

事故なんです!
イッツ・アン・アクシデントッ!!(必死)

「涼、ちょっと・・・///」

ちょ、直視出来ない・・・!!

すると涼は、



キュ・・・



「(え・・・)」

私の手を軽く握る。

「・・・宮比・・・」

「(な、なんですかっ!?)」







「・・・大好き・・・」







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