LOVE IDIOT

掴まれた腕

甘いレモンケーキ。

美しいシナモンティー。

透き通るダージリンティー。

可愛いチョコレートケーキ。

どれもこれも、美味しそうで。

「全部食べたい!」

「ぇえ!?」

私、過食症になっちゃうかもね。


 LOVE IDIOT
  掴まれた腕


「美味しかった・・・」

死ぬほど美味しかった。
斉藤さんと一緒に食べたから倍に美味しく感じたのかも。

でも、本当に美味しかった・・・(幸せ)。

「よかったそんなに喜んで頂けて」

そういうと斉藤さんは少し照れながら微笑んだ。
ヤバい・・・マジで可愛い・・・(萌)。

「あ、そういやここの隣にいい感じの古着屋があるんです!」

「!!(キュピーン)」



古着屋・・・ですって!?(*゚◇゚)



「行く!行きます!!!」

私は斉藤さんを置いてその古着屋に走ってった。
私、本当に好きなんです!!


古着大好き!愛してます!!(マジで!)


 * * * 


「(きゃあああ!!!)」

ふ、古着だ・・・古着だ・・・!

しかもすっごい可愛い!!
超良いのばっか!!

「あ、いたいた早瀬さん・・・」

「斉藤さん!!」

「早瀬さん、走るの早いですね(汗)」

「見て下さい!!めっちゃ可愛い〜!!///」

私はいろんな所を指差した。

天井には沢山のワンピースとかズボンとかぶら下がってて。
下にはハンガーでかかってるパーカー。

「幸せだぁ・・・///」

こんな感じ、久しぶり!
目移りしちゃうよ!

「・・・早瀬さん、これとかは?」

「え?」

そういうと斉藤さんは私に一着渡した。

黒のパーカーに沢山のキラキラしたスパンコールがついていた。
お花みたいで、綺麗。

「試着してみたらどうです?(にこ)」



え、笑顔・・・!!



「じ、じゃあ斉藤さんはこれ!!」


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