LOVE IDIOT
そんな甘えた答えを言っても涼の表情は変わらず。
なんだか私を見下している様に見えた。
ちょっと、悲しかった。
ちょっと・・・ムカついた。
「ふーん、怖かった?」
「は・・・?」
「怖かったんだ」
「(なに言ってんの?ぇ、ちょ、人が襲われて、そんで『怖かった』?)」
私は確かにまだ甘っちょろいハナタレだ。
昔と全然、つか一つも変わったところはない。
変わったのは、涼、アンタへの偏見だ。
「・・・涼、手、貸してっ」
「はい」
なんだこの感じ、ウザい。
凄く、誰かを殴りたい気分。
もう、つか・・・やっぱ手ぇ貸さんでいいっ!!
パンッ!
私は涼の手を叩いた。
「・・・っ(死ね、いなくなれ、消えろ)」
心の中でいろんな罵声を浴びせても、それは私に跳ね返って来る。
戻ってきてんじゃねぇよ。
「・・・なにその態度」
「は、それはどっちのことよ」
「人が助けといて、なに手叩いてんの?」
・・・涼なんて。
「(触らないで、寄らないで、嫌だ、嫌い)」
なにこれ、大嫌いなのか大好きなのか。
ただ、お礼が言いたいだけなのか。
この意地っ張り。
「・・・一人で立つからぁ・・・っ!!」
駄目だ、涙が。
なんでこんな時にかぎって涙腺が・・・
「(嫌だ、私今かっこ悪い)」
何度も何度も立とうとしても、腰に力がはいらなくて。
そしたらまた涼に甘えたくなってしまって。
でも私は、手を叩く。
「ひっく・・・(ヤバ・・・本当に立てない・・・)」
「・・・」
なんだか私を見下している様に見えた。
ちょっと、悲しかった。
ちょっと・・・ムカついた。
「ふーん、怖かった?」
「は・・・?」
「怖かったんだ」
「(なに言ってんの?ぇ、ちょ、人が襲われて、そんで『怖かった』?)」
私は確かにまだ甘っちょろいハナタレだ。
昔と全然、つか一つも変わったところはない。
変わったのは、涼、アンタへの偏見だ。
「・・・涼、手、貸してっ」
「はい」
なんだこの感じ、ウザい。
凄く、誰かを殴りたい気分。
もう、つか・・・やっぱ手ぇ貸さんでいいっ!!
パンッ!
私は涼の手を叩いた。
「・・・っ(死ね、いなくなれ、消えろ)」
心の中でいろんな罵声を浴びせても、それは私に跳ね返って来る。
戻ってきてんじゃねぇよ。
「・・・なにその態度」
「は、それはどっちのことよ」
「人が助けといて、なに手叩いてんの?」
・・・涼なんて。
「(触らないで、寄らないで、嫌だ、嫌い)」
なにこれ、大嫌いなのか大好きなのか。
ただ、お礼が言いたいだけなのか。
この意地っ張り。
「・・・一人で立つからぁ・・・っ!!」
駄目だ、涙が。
なんでこんな時にかぎって涙腺が・・・
「(嫌だ、私今かっこ悪い)」
何度も何度も立とうとしても、腰に力がはいらなくて。
そしたらまた涼に甘えたくなってしまって。
でも私は、手を叩く。
「ひっく・・・(ヤバ・・・本当に立てない・・・)」
「・・・」