LOVE IDIOT
まーたキザな台詞を言う。

「りょー」

「何?」

「・・・好きー!!」

「っ!!」



ドサッ



私は強く、涼を抱きしめてやった。


 * * * 


今日。


帰り道。


華と恋愛について話していた。


「この頃、司が冷たい・・・」

「え?ついこの前キスしたばっかじゃなかったっけ?」

「なーんでだろう・・・?」

「・・・浮、」

「それは駄目ー!!!」

「なんか隠してる?」

「・・・あ」

「え?」





「明日、司と付き合って半年だっ!!!」





「・・・普通にそれじゃない?」

「そっかー!!それでかー!!」

それに気付くと華は途端にピョンピョン跳ねだした。
相当、嬉しいんだろうなぁ。

「あ、宮比!そういや先輩とはどうなった!?」

「え」

「気になる!!」

・・・

「気にならない!」

「え!?気になるよ!教えてよ!」

「秘密!///」

「えー!?」

私はそういって走っていった。

「なんでー!?」

「ひーみーつー!!」

「にゃー!?」





「ただいまー」

私はリビングへとスライドする。
フローリングってすべるんだよねー。

「あ、宮比!宮比宛に手紙きてたよ!」

「(手紙?)」



「斉藤・・・冬矢(とうや)さん?友達?」




< 238 / 289 >

この作品をシェア

pagetop