LOVE IDIOT
君からの手紙
いつも目で追いかけてた君。
毎年、同じクラスになれるよう願ってた。
ずっと君を探してた。
まさか、こんな日がくるなんて。
「斉藤さん!」
早瀬さん。
俺は貴方が好きです。
だから。
どうか、幸せになって下さい。
LOVE IDIOT
君からの手紙
バタバタバタッ
ガチャ
バタンッ!!
はーはーはーはー・・・
「(これ斉藤さんだよね!?)」
突然、送られてきた手紙。
白い封筒に達筆に書かれた住所と名前。
戸惑いを隠せなかった。
「(とりあえず開けよう)」
私はハサミで封筒のさきっちょを綺麗に細く切った。
出てきたのは、一枚の紙と―――――。
「・・・ピン?」
可愛いお花がついたピン。
「・・・?」
私は手紙を読んだ。
早瀬さんへ、
こんにちは、冬矢です。
急な手紙に驚いてるかもしれませんね。
早瀬さんは憶えてないかもしれませんが・・・
去年の春、早瀬さんが俺に職員室がどこだか案内してくれました。
その時から俺はいつも早瀬さんを見つけると嬉しくなって、声をかけようとしましたが勇気を出せずそのまま目で追いかけることしか出来ませんでした。
そして今年、初めて一緒のクラスになれて俺は死ぬほど嬉しかったです。
憧れの早瀬さんと一緒になれるなんて、夢のまた夢だったから。
このチャンスを逃がしちゃ駄目だって思いました。
だから俺はいままで言えなかった想いを早瀬さんに打ち明けました。
そのおかげか、早瀬さんと話す機会も増えた気がして俺は凄く嬉しかったです。
早瀬さんが佐山さんを好きなのは分かっています。
俺が言うのもなんですが、俺はそれ以上に貴方を好きでした。
だから、佐山さんとは幸せになって下さい。
絶対、離しちゃ駄目ですよ。
P.S.可愛かったのでつい買ってしまいました。
・・・手紙には、いろいろと私の知らなかったことばかり書いてあった。
去年のことを憶えてくれていたなんて。
お、驚きだ。
「丁寧な人だなぁ・・・」
『幸せになって下さい』
毎年、同じクラスになれるよう願ってた。
ずっと君を探してた。
まさか、こんな日がくるなんて。
「斉藤さん!」
早瀬さん。
俺は貴方が好きです。
だから。
どうか、幸せになって下さい。
LOVE IDIOT
君からの手紙
バタバタバタッ
ガチャ
バタンッ!!
はーはーはーはー・・・
「(これ斉藤さんだよね!?)」
突然、送られてきた手紙。
白い封筒に達筆に書かれた住所と名前。
戸惑いを隠せなかった。
「(とりあえず開けよう)」
私はハサミで封筒のさきっちょを綺麗に細く切った。
出てきたのは、一枚の紙と―――――。
「・・・ピン?」
可愛いお花がついたピン。
「・・・?」
私は手紙を読んだ。
早瀬さんへ、
こんにちは、冬矢です。
急な手紙に驚いてるかもしれませんね。
早瀬さんは憶えてないかもしれませんが・・・
去年の春、早瀬さんが俺に職員室がどこだか案内してくれました。
その時から俺はいつも早瀬さんを見つけると嬉しくなって、声をかけようとしましたが勇気を出せずそのまま目で追いかけることしか出来ませんでした。
そして今年、初めて一緒のクラスになれて俺は死ぬほど嬉しかったです。
憧れの早瀬さんと一緒になれるなんて、夢のまた夢だったから。
このチャンスを逃がしちゃ駄目だって思いました。
だから俺はいままで言えなかった想いを早瀬さんに打ち明けました。
そのおかげか、早瀬さんと話す機会も増えた気がして俺は凄く嬉しかったです。
早瀬さんが佐山さんを好きなのは分かっています。
俺が言うのもなんですが、俺はそれ以上に貴方を好きでした。
だから、佐山さんとは幸せになって下さい。
絶対、離しちゃ駄目ですよ。
P.S.可愛かったのでつい買ってしまいました。
・・・手紙には、いろいろと私の知らなかったことばかり書いてあった。
去年のことを憶えてくれていたなんて。
お、驚きだ。
「丁寧な人だなぁ・・・」
『幸せになって下さい』