LOVE IDIOT
つ、次は華。

「背伸びしないでー」

「してませんってー!」

華は確か私と同じぐらいだったよね。
ラクショーラクショー。

てかむしろ私の方が高いんじや、



「お?163!!」

「おー!3センチのびたー!!」



えー!?!?(ノ゚ρ゚)ノ



「なんでっ!?」

「次、宮比だよ♪(ノ*´▽)ノ」

やばい、これ死んだも同じかも・・・
私はゆっくり台に乗った。

「はい、背伸びしないでー」

「(したい・・・)」





「う〜ん、159!チビだねー(笑)」





「えーっ!?!?」

「うわ、ありえない」

「宮比チビすぎ〜」

ないないない!!

「ちょ、それありえない!絶対計り間違えたでしょっ!?ちょっと!」

「さ、次はスリーサイズー」

「おいこら衣装係っ!!」





私の存在無視か!!





 * * * 


「やっと終わった・・・」

「暇だったねー」

「眠い・・・」

なんだあれ・・・
私どんだけ屈辱味わえば気がすむんだ・・・

「てか最後のありえないから!」

「え?どれ?」

「靴!!絶対あれ涼エコヒイキだから!!」

「なんで僕が」

「だって普通に28とかありえないじゃん!!」



うち、23.5だったのによっ!?



「しょうがないじゃん、背の高い人は」

「うわ、嫌みったらしー!!」

「だって嫌みだもん」

「キィー!!!(ムカつくー!)」


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