LOVE IDIOT
第一章
感情入浴
知ってるの僕の気持ち。
知ってるの私の気持ち。
全部お互い頼っておいて、後になって気付く気持ち。
流さない涙、こぼれない笑み。
皮肉な現実と嫌みな演技。
ありあまった感情を全て殺して。
「(馬鹿じゃないの)」
清く正しく、美しく。
LOVE IDIOT
感情入浴
「「お、温泉っ!?」」
涼が突然、私達に告げる。
き、聞いてないんすけど!!
「そ、温泉。僕ん家、旅館だから」
「なにそれ、先輩行きたいんですけどっ!!」
「つか私、この長年の付き合いで初めて聞いたんですけど!」
え、じゃあ明日から学校はズル休みっつーことっ!?
なにそれっ!!
お前どんだけクールなんだよっ!
「・・・そんなに行きたい?」
「「もちろんっ!!」」
でも、もしみんなで行くとしたら・・・
私と華と涼の三人。
・・・ちょっとだけ、物足りなくない?
「ねぇ、だったら司も呼ばない?」
「あ、清水先輩っ?!良いね!呼ぼうよっ!」
「ぇ・・・(なんでこんな休日にも司が・・・)」
涼はあからさまに嫌な顔をしている。
そりゃあ、強いて言えば私も一人旅とかしたいさっ!
でも、司には色々面倒見てもらってるし。
剣道部ではお世話になってるし!
「しょうがないじゃん!剣道部でいろいろお世話になってるんだから」
「それは宮比だけでしょ」
「うっ・・・(痛いところつくな)」
私はあの日以来、剣道部に入ってからもう2週間経っていて。
楽しく教わってもらっている。
特に司にはいろいろ基本中の基本を教えてもらった。
「え〜、でも良くない?絶対人数が多い方が楽しいって!!」
「(ナイス華!!)」
「まぁ・・・華ちゃんが言うなら(せっかく宮比と二人っきりだと思ったのに)」
と、いうわけで!!
私達(計四人)は涼の家、もとい旅館に行く事になりましたぁ!!
知ってるの私の気持ち。
全部お互い頼っておいて、後になって気付く気持ち。
流さない涙、こぼれない笑み。
皮肉な現実と嫌みな演技。
ありあまった感情を全て殺して。
「(馬鹿じゃないの)」
清く正しく、美しく。
LOVE IDIOT
感情入浴
「「お、温泉っ!?」」
涼が突然、私達に告げる。
き、聞いてないんすけど!!
「そ、温泉。僕ん家、旅館だから」
「なにそれ、先輩行きたいんですけどっ!!」
「つか私、この長年の付き合いで初めて聞いたんですけど!」
え、じゃあ明日から学校はズル休みっつーことっ!?
なにそれっ!!
お前どんだけクールなんだよっ!
「・・・そんなに行きたい?」
「「もちろんっ!!」」
でも、もしみんなで行くとしたら・・・
私と華と涼の三人。
・・・ちょっとだけ、物足りなくない?
「ねぇ、だったら司も呼ばない?」
「あ、清水先輩っ?!良いね!呼ぼうよっ!」
「ぇ・・・(なんでこんな休日にも司が・・・)」
涼はあからさまに嫌な顔をしている。
そりゃあ、強いて言えば私も一人旅とかしたいさっ!
でも、司には色々面倒見てもらってるし。
剣道部ではお世話になってるし!
「しょうがないじゃん!剣道部でいろいろお世話になってるんだから」
「それは宮比だけでしょ」
「うっ・・・(痛いところつくな)」
私はあの日以来、剣道部に入ってからもう2週間経っていて。
楽しく教わってもらっている。
特に司にはいろいろ基本中の基本を教えてもらった。
「え〜、でも良くない?絶対人数が多い方が楽しいって!!」
「(ナイス華!!)」
「まぁ・・・華ちゃんが言うなら(せっかく宮比と二人っきりだと思ったのに)」
と、いうわけで!!
私達(計四人)は涼の家、もとい旅館に行く事になりましたぁ!!