LOVE IDIOT
「お前らー席につけー!!」

ガヤガヤと賑やかなクラス。
私の胸はドキドキ。
テンションが急上昇中。

とにかく、明日が楽しみすぎるんだ!!





「(・・・)」



帰宅後。



いつもより1.5倍の速さで大量の宿題を終わらせた。
そして今。



「(・・・)」



私はずっと時計を見つめている。
というか、凄い眼力で睨んでる。

その宿題が終わったのが23:37。

「(・・・)」





あと13分と56秒で私の誕生日です。





「(ドキドキドキドキ)」

さっきからずーっとこの状態。
瞬きもほんの少ししかしていない。

あー、誰かからメールこないかなぁ・・・

ていうか誰かじゃなくて涼から来てほしい・・・
いやでも華も・・・いや、藤堂さんかなぁ・・・?

こうやって無理な妄想とかも膨らませている。



チクタク
チクタク



「・・・」

・・・さすがに目が痛くなってきた。

「あー・・・ちょー痛い、チカチカする」

目薬さそー・・・(汗)

と、その時。



ブルルッ
ブルルッ



鳴ったっ!?!?///

私は携帯を勢いよくとった。
えーとえーと、送り主は・・・

「司だ!!」

なになに・・・


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件名 おめでとう!
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もうすぐ宮比の十五回目の誕生日!
楽しみだね(^^)

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お、男の子とは思えない丁寧プラス可愛さ・・・!!

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