LOVE IDIOT
そしてそうこうメールを読み返していたら。
ブルルッ
ブルルッ
「あ」
メールだ、誰から?
送り主は・・・
・・・涼!!
―――――――――――
件名 一番乗り
―――――――――――
やっぱり宮比の誕生日は一番乗りでお祝いしたかったから。
十二時、丁度。
お誕生日おめでとう、十五歳だね。
これからも末永くよろしく宮比。
P.S.好きだよ。
P.S.2.最初のキーワードは『だ』。
―――――――――――
ピロロロッ
ピロロロッ
十二時を教えるベルが鳴った。
「・・・」
口が、ポカーンとあいている。
なにこれ、なにこれ、なにこれ。
・・・すっごい、嬉しい。
涼だから尚更嬉しいんだけど、いや、ていうか。
最後の追伸・・・!!
『P.S.好きだよ。』
し、死ねるから・・・っ!///
こちらこそ末永くよろしくですよ涼!!
ていうか一生離さないからっ!!
「・・・あれ?」
追伸の下に、また追伸。
『最初のキーワードは『だ』。』
「なにこれ・・・?」