LOVE IDIOT
はかまが、

するりと、



・・・落ちた。



『きゃあああぁぁぁっ!!///』

『ぅおおおおぉぉぉおっ!?///』

『いや、あの、私はただ・・・』

『て、てめぇっ!ふざけんじゃねえ!!!』

『パンツ一丁ぅうっ!?』



どうしようどうしよう・・・!!



『・・・ま、まぁ自業自得だ!!』

『近寄らないで痴漢っ!!』

『瞳ちゃ・・・!?ぉ、覚えてろよテメェ!!』

そのまま西野ははかまでパンツを隠しながら消えていった・・・
とまぁ、一応事件は治まった。





「お前のせいで学校では無視されっぱなしなんだぞっ!!」

「知らないよっ!!(がーん)」



パシィッ!



「ていうかアンタ、なんで私の名前知ってんのっ!?」

「笹塚先輩から聞いた!!」

さ、笹塚・・・?

「宮比!こっちと変わってくれ!」

「司!」





ビシッ!





「佐山、久しぶりだな」

「・・・誰」

「笹塚だよ!お前が一年前着替え室でこの俺様を床に倒した!男前宮比を助けに来た時!!」

ぁあ。
宮比の剣道部初日にいた奴。

「・・・あぁ、あの眼鏡。コンタクトにしたの?」

「馬鹿にしやがって・・・!」

「ていうかいつアンタ転校したの?」

「あの時以来だよ!お前の、この学校のせいで!!」

「ふーん、ていうか・・・邪魔」

「は?」





「消えて」





バシィイッ!!




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