LOVE IDIOT



ドックン
ドックン



「(ぬ、脱がすて・・・!!)」

「そんなに脱がされたくないの?」

またクスっと笑いやがって。
こっちは本気なんだぞっ!?

「まーいいや、その代わり宮比へのプレゼントはおあずけね」

「はっ!!?ず、ズルいよ!ズルいってそれ!!」

「どこが?」



す、全て!!



「・・・じゃあ」

涼は自分の唇に指を指していた。





「・・・して?」





「・・・(怒)」

あのねぇ・・・
悪ふざけもいいところだよね?

「普通は私がもてなされない?」

「え、キスしてほしい?」

「じゃなくて!!(恥)」

「じゃあ、なに?何されたい?」

「いやいやいやされたいっていうか・・・」



・・・でもまぁ、強いて言うなら・・・



「・・・告白されたい」

「・・・?」

「こう、私の彼氏像ってさぁ頭撫でて、その後強く抱きしめて、しばらくしたらキスして・・・『好きだよ』って・・・ぁあ〜言われたいっ!!」

すっげー良い!!
それ超良い!!萌える!!

「・・・それされたらプレゼントもいらない?」

「いらない!ていうかその彼氏がプレゼントで良い―――――」





ハッ!!





し、しまった・・・
つい口がスベッて・・・

「り、涼・・・?」

恐る恐る顔を覗き込んでみた。
涼・・・?



ナデナデ



「え」


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