LOVE IDIOT
ナデナデナデ。
「涼っ?」
優しく、ゆっくり私の頭を撫でまくる涼。
無言で頭を撫でる。
「・・・///」
さっきまで落ち着いてきていた心臓も、またイッキに速くなる。
ちょっと・・・嬉しいかも・・・
しばらくすると、
ぐい、
ぎゅっ。
「っ!!」
そのまま引っ張られて涼の腕の中にイン!
あまりにも近くて、涼の心臓の音が聞こえた。
い、意外と速い・・・?
「(温かい・・・)」
癒しもつかの間。
トンッ
「ぇっ」
床に押し倒された。
これ、典型的なドSですね・・・
「・・・で、このままキスいっていい?」
「・・・っ///」
恥ずかし過ぎて、涼が見れない。
なんか、変に力入っちゃう・・・!
私は目をつぶった。
・・・ちゅ。
久しぶりに感じた涼の唇。
やっぱり、柔らかかった。
「(ドキドキする・・・///)」
涼とキスしてる間は、まるで時が止まっているみたい。
この甘い時間は誰にも止められやしない。
私は、心の中でそう思った。
「・・・」