LOVE IDIOT
「な、なにこれっー!?!?」

「わ、私タオルとってくるわ!!」



ガラガラッ
ピシャンッ



「(こ・・・混浴!?)」

ただいま露天風呂。

人生史上、最悪な事態にいつつある私達。

わ、私達、来る所間違えたのかな。
いや、でもちゃんと『女湯』って書いてあった。

・・・ぁ、でも。





『13時〜15時は混浴です、ご了承下さい』





ご了承出来るかぁっ!!!(怒)

「み、宮比っ!!どうしよう、女湯なのに男の人の方が多くなってくてるっ!!」



もはや女湯じゃないしっ!!?



「ぇえ?!じ、じゃあ涼もいるってこと・・・?!!?」

「いやっ、まだ二人はいなかった!!」

「よ、良かったぁ・・・」

私は華にタオルを渡した、早くお風呂に入りたいよぉ・・・!!

「じゃあさ、もう二人が来る前に出ちゃおう!!そしたらギリギリセーフだ!」

「そ、そだね!入ろ入ろ!!」



ガラガラッ



「なっ・・・!!」

だ、男性多っ!!!
なにこれ、混浴とか、もうそういう問題じゃないでしょ!!

女の人、誰一人としていないしっ!!

「は、入ろ華!」

「う、うん!」

私達は体に大きめなタオルを巻いて、露天風呂に入った。
あ、やっぱり気持ちいいね・・・

「(い、癒される・・・けど)」

「う、後ろにいるおじさん達、ウルサいね・・・」

「ぅ、うん・・・」

そこにはちょっとメタボリック気味なおじさん達が数人。
その隣に部下らしき人達。



や、止めてくれ・・・!!



「(もう出たいよー・・・)」

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