LOVE IDIOT
親子ともども
人はみな、人生に必要不可欠な五感を持つ。
視覚、それは貴方をみつめるため。
聴覚、それは貴方の声を見つけるため。
嗅覚、それは貴方と他を嗅ぎ分けるため。
味覚、それは貴方の口づけを確かめるため。
触覚、それは貴方と永遠につなぎ止めるため。
全て貴方のためにある。
LOVE IDIOT
親子ともども
「・・・早瀬・・・宮比ちゃん?」
「え・・・?」
聞き覚えのある声。
振り向くと、そこには美しい女性がいた。
なんだろう、なんだか懐かしい。
「人違い・・・だったかしら?」
「ぇ、えっ、いいえ!!はいっ、早瀬です!」
「え、本当!?久しぶりね、憶えてるかしら!」
キリッとした瞳、完璧に整った顔、細長い栗色の髪。
栗色の・・・髪?
「・・・も、しかして」
「何年ぶりかな、5・・・6年ぶり?」
「さ、佐山さん!!」
「ピンポーン♪」
「きゃー!お久しぶりー!!」
本当、なんて久しぶりなんだろう。
あー、この香り、変わってないなぁ。
本当、久しぶり!
「もー宮比ちゃんったら大きくなってたから驚いたわぁ、どう?涼は元気?」
「あー・・・元気ですよ!」
私を襲ったことすら忘れちゃうぐらい、本当迷惑なほど元気ですから。
「あら?その様子じゃ、ケンカした?」
「あははー・・・まぁ、そんな感じです」
「もーなにしてんのかしらあの子、ゴメンねいつも迷惑かけちゃって」
「いえ、慣れました(嘘です)」
この人は佐山澄さん。
まぁ、もう大抵分かってるかもしれませんが。
涼のお母様です。
視覚、それは貴方をみつめるため。
聴覚、それは貴方の声を見つけるため。
嗅覚、それは貴方と他を嗅ぎ分けるため。
味覚、それは貴方の口づけを確かめるため。
触覚、それは貴方と永遠につなぎ止めるため。
全て貴方のためにある。
LOVE IDIOT
親子ともども
「・・・早瀬・・・宮比ちゃん?」
「え・・・?」
聞き覚えのある声。
振り向くと、そこには美しい女性がいた。
なんだろう、なんだか懐かしい。
「人違い・・・だったかしら?」
「ぇ、えっ、いいえ!!はいっ、早瀬です!」
「え、本当!?久しぶりね、憶えてるかしら!」
キリッとした瞳、完璧に整った顔、細長い栗色の髪。
栗色の・・・髪?
「・・・も、しかして」
「何年ぶりかな、5・・・6年ぶり?」
「さ、佐山さん!!」
「ピンポーン♪」
「きゃー!お久しぶりー!!」
本当、なんて久しぶりなんだろう。
あー、この香り、変わってないなぁ。
本当、久しぶり!
「もー宮比ちゃんったら大きくなってたから驚いたわぁ、どう?涼は元気?」
「あー・・・元気ですよ!」
私を襲ったことすら忘れちゃうぐらい、本当迷惑なほど元気ですから。
「あら?その様子じゃ、ケンカした?」
「あははー・・・まぁ、そんな感じです」
「もーなにしてんのかしらあの子、ゴメンねいつも迷惑かけちゃって」
「いえ、慣れました(嘘です)」
この人は佐山澄さん。
まぁ、もう大抵分かってるかもしれませんが。
涼のお母様です。