LOVE IDIOT


ガラッ


「ただいまー」

「た、ただいまぁ・・・(恥ずかしすぎる)」

京さんは旅館の扉を開く、と、そこに偶然いた華と司が。
ヤバ・・・見つかった。

「あ、京さん!おかえりって・・・手!?!?」

「ん?これ?」

「!!(ぇえ!?)」

京さんは笑顔で私と京さんの手を上にあげた。

ちょ、京さん!
恥ずかしいってば!!///

「なになに、二人はそういう関係なの?」

「きゃー!!良かったねー宮比!!///」

「(え、ちょ、待って)ち、違っ―――――」





ガラッ





「ただいま」

振り向くと、私の後ろには涼がいた。
り、涼!!

「おかえり涼!ねぇ、なんでメールしたのに花火きてくれ―――――」



―――――スッ。



「(え?)」


ちょっと、待って。
待って、よ。


「華ちゃん、晩ご飯は?」

「あ、美土里さんが今用意してるって!!早く行きましょうよ!」

「今日は鍋が出るって言ってました!」

「僕、お腹空いた」


ねぇ、なんでよ。
涼、どうして。


「え、みんな・・・(涼待って)」

もう華と司と涼は、台所に移動していて。
10メートルぐらい、もう遠くなっていた。

ねぇ、な、なんで。

「宮比なにやってんのー?置いてくよぉー??」

「華・・・(お願い待ってよ)」



どうして、振り向いてくれないの?



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