お嬢様は執事とともに



・・・・あいつがいなくなった後の部屋。

かすかに残るあいつの匂い。
いいにおいだな―・・・。

なんてね。

「ではお嬢様。栗はこの辺でいったん。」

「分かったわよ。」

「・・・・・・・・・・・・・・・逃げないでくださいね・・・。」


(はぁ。全くアタシ信用されてないね。)
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