転んだら死神が微笑んだ
あかり「あ。」

わたしはとっさに口を手で押さえた。

あ〜、わたしホントにバカだ。

そりゃ、言われるよ。変なことずぅ〜っと聞かれていたんだもん。

人のこと死神だなんて。

シーソーから落ちて、死ぬわけなんてないじゃない。

あ〜もうヤダヤダ。

それに、近くでよく見たら、この黒い姿も、隣の男子校の制服だ。
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