転んだら死神が微笑んだ
かなえ「きゃ〜!さすが、おーみのコはカッコいいだけじゃなくて、礼儀も正しいんだ〜。」

ミキ「いいな〜。池花さん。しかも、『あかりさん』だって〜。下の名前呼ぶのって、ただの友だちじゃないよね〜?」

あかり「ホントに違うんだって〜。」

かなえ「いいから、いいから。もう何も言わないで。」

ミキ「ねえねえ、池花…ウンッ!あかり〜。今度、合コン。セッティングしてよ〜。お願〜い。」

かなえ「お願いっ!」

あかり「『合コン』って。まだ、わたしたち中学生だよ?」

かなえ「もぉ〜、そんなこと言う時代じゃないよ〜。」

ミキ「あかりって〜、意外と古風な女?」

かなえ「ねえ、キミからもなんか言ってよ〜。」

貴志「ボクは、全然かまいませんよ。いいですねっ、合コン。」

かなえ「ホントっ!ありがと〜。」

貴志「じゃあ、くわしいことは、あかりさんと決めてください。ボクもあかりさんから、連絡もらえれば、人数集めますんで。はい。」

ミキ「じゃあ、あかり!あとで学校でね。」

かなえ「じゃ〜ねーっ。」


二人は、用が終わると、うれしそうに学校に走っていった。
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