転んだら死神が微笑んだ
貴志「犬と遊ぶことは、フツーだと思い込んでる。」

あかり「う、うん。」

貴志「カラスと遊ぶことはフツーじゃないと…」

あかり「思い込んでる?」

貴志「そんなもんなんだよ。何がフツーで、何がフツーじゃないかなんて。」

あかり「え…でも。」

煮え切らないわたしを見て、コイツは話を続けた。

歩きながら。
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