転んだら死神が微笑んだ
振り返ると、タカシも見ていて、こっちを見た。

貴志「あ。」

あかり「何…?」

貴志「そのジンクスだけどさ、ちょっとした続きがあって…。」

あかり「へぇ〜。」

貴志「夕日を見た後、見つめ合うと…」


ガコンッ

ウゥーン

アナウンス『お待たせしました。すべてのチェックが終わり、電力も正常に供給され流れております。』



観覧車が動き出す。






しばらくして、わたしたちは下に降りた。

なんてあっけない時間なんだろう。頂上から地上までは、あっという間だった。


係員「本日はどうもご迷惑をおかけしました。十分な水分をおとりください。」

係員から飲み物を渡された。


かなえ「あかりー!」

あかり「…あ。みんな。」

ミキ「大丈夫だった?」

あかり「うん。」

寿明「よ!」

貴志「…おう。」

いちご「大変だったね。」

貴志「まあな。」

いちご「なんかふてくされてる?」

バシッ

いちご「いてっ!」


それから、わたしたちは生還パーティーだと言って、レストランに行った。
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