転んだら死神が微笑んだ
途中、いちごちゃんと列んで歩いた。


いちご「あれ?あかりちゃん。顔が真っ赤だよ〜?」

あかり「え…。そ、そう?」

思わず、顔を両手で覆うと、いちごちゃんが続けて話してきた。


いちご「でも、なんか貴志クン、今日楽しそうだったな〜。」

あかり「そう?」

いちご「貴志クンとは桜見からの付き合いだけど、わかるんだ〜。」

あかり「そうなんだ。」

いちご「ほら、ボクってこんなんじゃない?」

なんて、言ってほしいの…?

いちご「だからわかるんだよ。他の男の子には見えないものが。」

あかり「さすが、友だちだね。」

いちご「貴志クンのこと、よろしくね。」

あかり「…。」

いちご「また、顔赤くなってる〜。」


ペシッ


寿明「つか、ほっぺた腫れてんぞ。」

貴志「るせーな。」

寿明「もしかして、やっちまった系?」
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