転んだら死神が微笑んだ
あかり「変な日射病になりそう…。」

わたしは、お父さんから広げて手渡された日傘を差しながら、ちょっとしためまいに冒されていた。


わたしたちは、自動車道の側を歩き、そのまま脇のほうにつながっている山道を登っていった。

さっき通った自動車道もそうだけど、この坂道も全然変わってないな〜。

いい加減、コンビニくらいできればいいのに。

毎年、何回か訪れるくらいのこの田舎。

わたしは、好きでここを歩いているのかな?

それとも、こんなところ嫌いなのかな?

できれば歩きたくはないんだけど、歩かないといけないから。
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