転んだら死神が微笑んだ
貴志「よしよ〜し。大丈夫だよ〜。痛くないからね〜。」

あかり「アンタがやったんでしょ?!」

コイツが転ばせた子どもは、コイツがなだめ、徐々に平静をとり戻していった。

貴志「痛いの、痛いの、飛んでいけ〜。」

どこか芝居がかったそのセリフの後、

その子の母親がやって来た。

母親「ケンちゃん!」

あ〜あ、知らない。

母親「大丈夫?転んだの?」

子ども「うん。もう平気。このお兄ちゃんが…」
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