転んだら死神が微笑んだ
ジュニーパパ「ああ!そうだ!行かなきゃ…」

フラフラとしながら、急いで車に向かうジュニーパパ。

ジュニーパパ「樹里。来なさい。」

ジュニー「どこ行くの?」

ジュニーパパ「ママのとこだよ。」

ジュニー「やったーっ!」

嬉しそうにかけていくジュニー。

エンジンがかかる。

貴志「あ。俺たちも!」

あかり「えっ!?」

急いで運転席のドアを叩いた。

コンコンコンッ

ウィーン…

ジュニーパパ「ど、どうしたの?」

貴志「俺たちも連れてってください!」

すごく慌てていたジュニーパパは、わけもわからずこう言った。

ジュニーパパ「乗って!」



車の中は静かだった。ただ、ジュニーの鼻歌だけを響かせて。
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